【過去問解説】2019年第54回インドネシア語検定E級【Ⅵ】リスニング

インドネシア語検定

2019年第54回インドネシア語検定E級【Ⅵ】はリスニング問題です。

市販で売っている過去問題には、問題文、質問文、回答選択肢A~Dのすべてが記載されています。

しかし、

本番の試験は音声のみなので気を付けてください。

【Ⅵ】-1

解説

このリスニング問題では、質問文 Mengapa Bapak Yoshida tidak datang?」なぜ吉田さんは来なかったのですか?)に対する適切な答えを選びます。

まず、問題文を分解して考えます。

  1. 「Bapak Yoshida tidak datang」
    • Bapak Yoshida = 吉田さん
    • Tidak datang = 来なかった
    「吉田さんは来なかった。」
  2. 「karena sibuk」
    • Karena = ~だから、~のためSibuk = 忙しい
    「忙しいから。」

つまり、問題文は「吉田さんは忙しいため来なかった。」と言っています。
質問 「Mengapa Bapak Yoshida tidak datang?」 は「なぜ吉田さんは来なかったのですか?」という意味なので、適切な回答は 「忙しいから。」 となります。

1-1|他の選択肢が間違いである理由

  • B. Karena jauh.(遠いから)
    → 問題文には「遠い(jauh)」という情報はありません。
  • C. Karena malas.(怠けているから)
    Malas(怠けている)という理由も問題文にはないため、不適切です。
  • D. Karena lupa.(忘れたから)
    Lupa(忘れる)も問題文には含まれていないため、不適切です。

1-2|正解を導くために聞き取るべき単語

  • Tidak datang(来なかった) → 何についての質問か理解できる
  • Karena(~だから) → 理由が述べられる部分
  • Sibuk(忙しい) → 正解の決め手

1-3|正解

よって正解は A です。


【Ⅵ】-2

解説

質問文
Dia menjemput kawannya dari Jerman.
(彼/彼女はドイツから来た友達を迎えに行きます。)

実際の質問
Kawannya datang dari mana?
(彼/彼女の友達はどこから来ましたか?)

答えを選ぶポイント

  1. 「kawannya(彼/彼女の友達)」 → 主語は「友達」
  2. 「datang(来る)」 → 「友達がどこから来たのか」を問うている
  3. 「dari Jerman(ドイツから)」 友達が来た場所は「ドイツ」 である


2-1|聞き取るべき単語

この問題で正しく答えるために、次の単語に注目してリスニングしましょう。

  1. Menjemput(迎えに行く) → 何かを迎えに行っていることがわかる
  2. Kawannya(彼/彼女の友達) → 友達の話をしていることがわかる
  3. Dari Jerman(ドイツから) → 「どこから来たのか?」の答え が含まれている

「dari(~から)」が聞こえたら、その後の国名に注目すると、正しく答えを選べます。


2-2|他の選択肢が間違いである理由

  • A. Dari Rusia.(ロシアから) → 本文では「Jerman(ドイツ)」と明言されているので間違い
  • C. Dari Taiwan.(台湾から) → 本文に台湾の話は出ていないので間違い
  • D. Dari Jepang.(日本から) → 本文に日本の話は出ていないので間違い

2-3|正解

よって正解は B です。

【Ⅵ】-3

解説

このリスニング問題では、
「Tamu itu menukar uang di bank.」(そのお客さんは銀行でお金を両替しました)

を聞き取った後に、

Siapa menukar uang di bank?」誰が銀行でお金を両替しましたか?)

という質問に答える必要があります。

この質問は 「誰が?」 という主語(Siapa)を問うものなので、答えとして 「Tamu itu.」(そのお客さん)が適切です。

3-1|どの単語を聞き取れば回答できるか?

  1. 「Tamu itu」 → 「そのお客さん」
    • 主語(誰が?) に関する情報なので、これを正しく聞き取れることが重要。
  2. 「Menukar uang」 → 「お金を両替する」
    • 行動(何をしたか?) に関する情報。
  3. 「Di bank」 → 「銀行で」
    • 場所(どこで?) に関する情報。

このうち、特に 「Tamu itu」(そのお客さん)を正しく聞き取れれば、「誰が?」(Siapa) の問いに対して 「Tamu itu.」 という適切な答えを選ぶことができます。


3-2|他の選択肢が間違いである理由

  • A. Teman itu.(その友達) → 文には「友達(teman)」という単語が含まれていない。
  • B. Keluarga itu.(その家族) → 文には「家族(keluarga)」という単語が含まれていない。
  • C. Guru itu.(その先生) → 文には「先生(guru)」という単語が含まれていない。

文に出てきた「Tamu itu.」だけが正解となる。

3-3|正解

よって正解は Dです。

【Ⅵ】-4

解説

インドネシア語の文 「Ibu saya membeli beras dan ikan di pasar.」 は、

日本語に訳すと 「私の母は市場でお米と魚を買いました。」 となります。

その後の質問 「Ibu saya membeli apa di pasar?」 は、

「私の母は市場で何を買いましたか?」
という意味です。

この質問に対する適切な答えを選ぶには、「買ったもの(membeli)」を正しく聞き取る必要があります。


4-1|正解の導き方

  1. キーワードを聞き取る
    • membeli(買う)
    • beras(お米)
    • ikan(魚)
    • di pasar(市場で)
  2. 質問文の意味を理解する
    • 「Ibu saya membeli apa di pasar?」「私の母は市場で何を買いましたか?」
    • 何を?(apa) → 購入したものを答えればよい。
  3. 選択肢を確認する
    • A. Beras dan ikan.(お米と魚)
    • B. Telur dan ikan.(卵と魚)❌(お米が入っていない)
    • C. Beras dan ayam.(お米と鶏肉)❌(魚が入っていない)
    • D. Telur dan ayam.(卵と鶏肉)❌(どちらも間違い)

4-2|リスニングで重要な単語

この問題で聞き取るべき重要な単語は以下の通りです。

membeli(買う)
beras(お米)
ikan(魚)
di pasar(市場で)

これらの単語を聞き取れれば、何を買ったのかがわかり、正しい答えを選ぶことができます。


4-3|正解

よって正解は Aです。

【Ⅵ】-5

解説

このリスニング問題の質問文は 「Nasi goreng ini untuk berapa orang?」 です。
「このナシゴレンは何人分ですか?」 という意味になります。

その前の文 「Nasi goreng ini untuk lima orang.」
「このナシゴレンは5人分です。」 という情報が与えられています。


5-1|聞き取るべき単語

リスニング問題で正しく答えるためには、以下の単語をしっかり聞き取ることが重要です。

  1. 「lima orang」(5人)
    → 「何人分か」という答えを導く重要な情報です。
  2. 「berapa orang」(何人)
    → 質問のキーワードであり、「人数を聞かれている」と判断できます。
  3. 「untuk」(~のために)
    → 「何人分のためのナシゴレンか」を示す言葉なので、重要な文の構造を理解できます。

5-2|他の選択肢が間違いである理由

  • A. Dua orang.(2人)
    → 提示された情報では「5人分」と言っているため、2人ではなく不適切。
  • B. Tiga orang.(3人)
    → 同様に、問題文と合わないので不適切。
  • C. Empat orang.(4人)
    → 5人分なので、4人ではない。

5-3|正解

よって正解は D です。

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