インドネシア語(Bahasa Indonesia)は、東南アジアの国インドネシアで公用語として使用されています。
2億人以上が話すこの言語は、非ネイティブスピーカーにとっても学びやすいとされています。
この記事では、インドネシア語を覚えるのが簡単とされる理由を具体例も踏まえながら解説していきます!
文法がシンプルで分かりやすい
インドネシア語は、文法の複雑さが少ないことで知られています。
他の多くの言語に比べて、学ぶ負担が軽減されるため初心者にとって取り組みやすい言語です。
具体例:動詞の活用がない
多くの言語では、動詞の活用が必要ですが、インドネシア語にはそれがありません。
- 英語: I go, He goes, They went(主語や時制により動詞が変化)。
- インドネシア語: Saya pergi(「私が行く」)、Dia pergi(「彼/彼女が行く」)、Mereka pergi(「彼らが行く」)とすべて同じ形。
このように、動詞を覚えるときに余計な活用形を学ぶ必要がないため、単語の暗記が比較的簡単です。
英語の勉強をしている人からすると、逆に分かりずらいという意見もあります。
アルファベットを使用している
インドネシア語はローマ字(アルファベット)を基にした文字で書かれているため、初学者でも読み書きが始めやすい言語です。
特別な文字や記号を覚える必要がないことは、日本人にとっても大きなメリットです。
アルファベットの発音は、英語の発音と違う部分もあるから注意!
具体例:1月~12月の単語が英語に似ている
bulan=月
- 1月→bulan januari(ジャヌアリ)
- 2月→bulan februari(フェブルアリ)
- 3月→bulan maret(マレッ(ト))
- 4月→bulan april(アプリル)
- 5月→bulan mei(メイ)
- 6月→bulan juni(ジュニ)
- 7月→bulan juli(ジュリ)
- 8月→bulan agustus(アグゥトゥス)
- 9月→bulan september(セプテンブル)
- 10月→bulan oktober(オクトゥブル)
- 11月→bulan november(ノフェンブル)※「ベン」ではない
- 12月→bulan desember(ディセンブル)
日常的な表現がシンプル
インドネシア語の日常会話は、単純な表現が多く、文脈に依存して言葉が簡略化されることが一般的です。
具体例:主語や目的語が省略される
- 英語: I want to eat(私は食べたい)。
- インドネシア語: Mau makan(「食べたい」)。
主語が不要で、必要最小限の単語で意思が伝わります。
この簡略化により、初学者でも簡単な表現から実用的な会話を始めやすくなります。
歌や映画などで楽しみながら学べる
インドネシア語は、YouTubeで歌を聴いたりNetflixでインドネシア語音声で映画やドラマを観て楽しみながら学ぶことができます。
インドネシアのNetflixではジブリをインドネシア語音声で観ることができるよ!
インドネシアの歌おすすめ3選(バラード曲)
私がインドネシア語を始めたばかりの時に何回も聴いていた曲を紹介します!
3曲とも総再生回数1億回以上の名曲です!
①Cinta Luar Biasa/Andmeshさん
②Menunggu Kamu/Anjiさん
③Tentang Rindu/Virzhaさん
まとめ
インドネシア語を習得するのが簡単とされる理由は、そのシンプルな文法構造、アルファベットの使用、実用的な日常表現、そして歌や映画など身近なツールで学ぶことができるからです。
もし、少しでもインドネシア語に興味をお持ちいただいたら、最初から単語帳を開くのではなく、YouTubeで歌を聴いてみるのをおススメします!
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