JLPT N4文法「〜たことがあります」|経験を話す日本語

N4教材|第31課

JLPT N4文法「〜たことがあります」|経験を話す日本語

今回は、日本語の経験表現「〜たことがあります」を勉強します。 「日本へ行ったことがあります」「寿司を食べたことがあります」のように、 自分の経験を日本語で話せるようになりましょう。

この記事のゴール
動詞た形+ことがありますを使って、旅行・食べ物・日本文化・仕事・勉強の経験を話せるようになることです。
English: Japanese grammar “have experience” / Indonesia: pernah dalam bahasa Jepang

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1はじめに|JLPT N4文法「〜たことがあります」とは?

N4文法 〜たことがあります 今日のテーマ

「〜たことがあります」は、経験を話すときに使う日本語です。 英語では have experience、インドネシア語では pernah に近い意味です。

JLPT N4文法ではとても大切な表現です。会話、作文、面接、自己紹介でもよく使います。 「いつ行ったか」よりも、経験があるかどうかを伝えたいときに使います。

日本へ行ったことがあります
Nihon e itta koto ga arimasu.
English: I have been to Japan. / Indonesia: Saya pernah pergi ke Jepang.
寿司を食べたことがあります
Sushi o tabeta koto ga arimasu.
English: I have eaten sushi. / Indonesia: Saya pernah makan sushi.
ここを覚えましょう。
「〜たことがあります」は、1回でも経験があるときに使えます。何回したか、いつしたかを言わなくても大丈夫です。

2基本ルール|あります・ありません・ありますか

〜たことがあります 基本ルール

N4文法「〜たことがあります」は、経験があるときに使います。 経験がないときは、〜たことがありませんを使います。 質問するときは、〜たことがありますかを使います。

意味 例文
〜たことがあります 経験があります 日本へ行ったことがあります。
〜たことがありません 経験がありません 日本へ行ったことがありません。
〜たことがありますか 経験を質問します 日本へ行ったことがありますか。
答え方
はい、あります。
いいえ、ありません。
A:富士山に登ったことがありますか
B:はい、あります
Indonesia: Pernah mendaki Gunung Fuji? Ya, pernah.

3使い方|動詞た形+ことがあります

た形 ことがあります 使い方

作り方はシンプルです。動詞をた形にして、そのあとにことがありますをつけます。 これは「た形 ことがあります」として、日本語初級文法でよく勉強します。

作り方:動詞た形 + ことがあります
行く → 行った → 行ったことがあります
辞書形 た形 〜たことがあります
行く 行った 行ったことがあります。
食べる 食べた 食べたことがあります。
見る 見た 見たことがあります。
働く 働いた 働いたことがあります。
勉強する 勉強した 勉強したことがあります。
来る 来た 来たことがあります。
た形を確認する|Check ta-form

「〜たことがあります」を使う前に、動詞のた形を確認しましょう。

  • 行く → 行った
  • 食べる → 食べた
  • 見る → 見た
  • する → した
  • 来る → 来た
  • 働く → 働いた

た形がわからないときは、先に「動詞のた形」を復習するとわかりやすいです。

注意
「食べますことがあります」は間違いです。
正しくは、食べたことがありますです。

4「〜ました」と「〜たことがあります」の違い

〜ました と 〜たことがあります の違い

「〜ました」と「〜たことがあります」は、どちらも過去に関係します。 でも、話したいポイントが違います。

〜ました

過去の出来事を話します。「いつ」「どこで」が大切なことが多いです。

先月、日本へ行きました
先月行った、という過去の出来事を話しています。

〜たことがあります

経験があるかどうかを話します。「いつ」よりも経験の有無が大切です。

日本へ行ったことがあります
日本へ行った経験がある、という意味です。
ポイント
「〜ました」は過去の出来事。
「〜たことがあります」は経験を伝える表現です。
JLPT N4 文法では、この違いをよく聞かれます。

5旅行の経験|日本へ行ったことがあります

旅行の経験 日本へ行ったことがあります

旅行の話では、「〜たことがあります」をよく使います。 友だちとの会話でも、自己紹介でも使いやすい日本語の経験表現です。

日本へ行ったことがあります
Nihon e itta koto ga arimasu.
I have been to Japan. / Saya pernah pergi ke Jepang.
富士山に登ったことがあります
Fujisan ni nobotta koto ga arimasu.
I have climbed Mt. Fuji. / Saya pernah mendaki Gunung Fuji.
京都へ行ったことがあります
Kyoto e itta koto ga arimasu.
I have been to Kyoto. / Saya pernah pergi ke Kyoto.
新幹線に乗ったことがあります
I have ridden the Shinkansen. / Saya pernah naik Shinkansen.

6食べ物の経験|寿司を食べたことがあります

食べ物の経験 寿司を食べたことがあります

食べ物の話でも、「食べたことがあります」をよく使います。 初めて会った人とも話しやすいテーマです。

寿司を食べたことがあります
I have eaten sushi. / Saya pernah makan sushi.
納豆を食べたことがありません
I have never eaten natto. / Saya belum pernah makan natto.
日本のラーメンを食べたことがあります
I have eaten Japanese ramen. / Saya pernah makan ramen Jepang.
会話ポイント
「食べたことがありますか」と聞くと、自然な会話ができます。
例:納豆を食べたことがありますか。

7日本文化の体験|着物を着たことがあります

文化体験 着物を着たことがあります

日本文化を体験したときも、「〜たことがあります」が使えます。 外国人向け日本語、インドネシア人向け日本語の会話練習でもよく出るテーマです。

着物を着たことがあります
I have worn a kimono. / Saya pernah memakai kimono.
お祭りに行ったことがあります
I have been to a festival. / Saya pernah pergi ke festival.
温泉に入ったことがあります
I have been in an onsen. / Saya pernah masuk onsen.
茶道を体験したことがあります
I have experienced tea ceremony. / Saya pernah mencoba upacara minum teh.

8仕事・勉強の経験|面接や自己紹介で使える例文

仕事と勉強の経験

仕事や勉強の経験を話すときにも使えます。 面接や自己紹介では、「何をした経験があるか」を短く伝えることが大切です。

日本で働いたことがあります
I have worked in Japan. / Saya pernah bekerja di Jepang.
工場で働いたことがあります
I have worked in a factory. / Saya pernah bekerja di pabrik.
日本語を勉強したことがあります
I have studied Japanese. / Saya pernah belajar bahasa Jepang.
介護の仕事をしたことがあります
I have done caregiving work. / Saya pernah bekerja di bidang kaigo.
面接で使える言い方
工場で働いたことがあります。日本語を勉強したこともあります。これからもっと日本語を上手に話せるようになりたいです。

9ミニ会話|〜たことがありますか

ミニ会話 日本へ行ったことがありますか

質問するときは、最後にをつけます。 答えるときは、はい、あります、またはいいえ、ありませんを使います。

A:日本へ行ったことがありますか。
B:はい、あります。去年、東京へ行きました。
A:納豆を食べたことがありますか。
B:いいえ、ありません。でも、食べてみたいです。
A:日本で働いたことがありますか。
B:はい、あります。工場で働いたことがあります。

よくある間違い

「N4 文法 〜たことがあります」でよくある間違いを確認しましょう。 ここを直すと、作文や会話が自然になります。

間違い 正しい文 理由
日本へ行きましたことがあります。 日本へ行ったことがあります。 「ます形」ではなく「た形」を使います。
寿司を食べることがあります。 寿司を食べたことがあります。 経験は「た形+ことがあります」です。
昨日、寿司を食べたことがあります。 昨日、寿司を食べました。 昨日の出来事は「〜ました」が自然です。
行ったことがいます。 行ったことがあります。 経験には「あります」を使います。
大切です
「いつしたか」を言いたいときは「〜ました」。
「経験があるかどうか」を言いたいときは「〜たことがあります」。

N4学習者向けの練習問題

練習1|正しい形にしましょう

次の動詞を「〜たことがあります」の形にしましょう。

  1. 行く → 行ったことがあります
  2. 食べる → 食べたことがあります
  3. 見る → 見たことがあります
  4. 働く → 働いたことがあります
  5. 勉強する → 勉強したことがあります
練習2|文を作りましょう

例のように文を作りましょう。

例:寿司を食べる → 寿司を食べたことがあります。
  1. 日本へ行く → 日本へ行ったことがあります。
  2. 富士山に登る → 富士山に登ったことがあります。
  3. 着物を着る → 着物を着たことがあります。
  4. 日本で働く → 日本で働いたことがあります。
練習3|質問してみましょう

友だちに質問するときは、この形を使いましょう。

  • 日本へ行ったことがありますか。
  • 寿司を食べたことがありますか。
  • 着物を着たことがありますか。
  • 日本で働いたことがありますか。
  • 日本語の面接を受けたことがありますか。

10N4ミニクイズ|理解チェック

N4ミニクイズ まとめ

Q1. 富士山に(   )ことがあります。

A. 登ります
B. 登った
C. 登って
答えを見る
答え:B. 登った
「た形+ことがあります」を使います。

Q2. 経験がないとき、正しい文はどれですか。

A. 納豆を食べたことがありません。
B. 納豆を食べますことがあります。
C. 納豆を食べたことです。
答えを見る
答え:A. 納豆を食べたことがありません。

Q3. 「日本へ行ったことがあります」は、何を伝えていますか。

A. いつ日本へ行ったか
B. 日本へ行く予定
C. 日本へ行った経験があること
答えを見る
答え:C. 日本へ行った経験があること

Q4. 質問の形として正しいものはどれですか。

A. 寿司を食べたことがありますか。
B. 寿司を食べましたことか。
C. 寿司を食べることがありましたか。
答えを見る
答え:A. 寿司を食べたことがありますか。

FAQよくある質問

Q1. 「〜たことがあります」はいつ使いますか。

経験があるかどうかを話したいときに使います。例:日本へ行ったことがあります。

Q2. 「〜ました」と同じ意味ですか。

同じではありません。「〜ました」は過去の出来事です。「〜たことがあります」は経験です。

Q3. 「昨日、行ったことがあります」は正しいですか。

少し不自然です。「昨日」と言うときは、ふつう「昨日、行きました」を使います。

Q4. インドネシア語の「pernah」と同じですか。

近い意味です。「Saya pernah makan sushi.」は「寿司を食べたことがあります。」です。

Q5. JLPT N4でよく出ますか。

はい。JLPT N4 文法として大切です。形、意味、「〜ました」との違いを覚えましょう。

13まとめ|N4文法「〜たことがあります」

今日のまとめ

経験を話すときは、動詞た形+ことがありますを使います。 これは、日本語学習者向けの大切なN4文法です。

  • 経験がある:〜たことがあります
  • 経験がない:〜たことがありません
  • 質問する:〜たことがありますか
  • 答える:はい、あります。/いいえ、ありません。
  • 「いつ」よりも「経験があるかどうか」が大切です。
日本へ行ったことがあります
経験を話せると、自己紹介や会話がもっと自然になります。

まずは、自分の経験を3つ日本語で言ってみましょう。 旅行、食べ物、仕事、勉強など、身近なテーマから始めると覚えやすいです。

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いとさん

技能実習生研修センターで約7年間センター長を務めたのち、日本語教育コンテンツの発信を開始。 TikTok約19万人・Instagram約5万人に向けてJLPT N5〜N4レベルの日本語教材を発信中。 「いとさん日本語」ブログ運営。日本語教育能力検定試験合格、420時間養成講座修了、行政書士試験合格。 現在、登録日本語教員の取得を目指して勉強中。

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